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展示会や商談会に出展する場合、どのような点に気をつけたらよいですか?

展示会出展前の商標ブローカー対策

海外で自社のブランドのマネをされた、という話がよく聞かれますが、海外展示会への出展がそのきっかけかもしれません。展示会で配布したカタログや名刺に掲載されている会社名、ロゴ、商品ブランドなどが、第三者によって出願されてしまうおそれがあります。

海外展示会に出展するということは、近いうちにその国に進出してくる可能性が高いということが、第三者からも予測できます。中国などでは「商標ブローカー」と呼ばれる業者が、あらかじめ海外進出してくる企業のブランドの商標を取得して、企業が進出してきた後に高く販売するというビジネスもあります。

社名や自社ブランドを先に他者にとられてしまうと、いざ海外進出した際に、自社の名前・ブランドでビジネスができなくなってしまいます。

したがって、展示会の出展前に、商標を権利化しておくなどの商標ブローカー対策が必要です。また、将来使用する予定のない仮の商品ブランドをつけ、第三者による出願に備えることも選択肢の一つといえます。

展示会や商談会での技術流出

商談になったときに、自社の技術情報をいろいろ話してしまうと、その情報を元に、特許出願、意匠出願、実用新案出願がされてしまう場合もあります。展示会において、不必要な技術内容の説明は行わず、ノウハウを含むような資料は開示しないよう、注意しましょう。

展示会で展示していたサンプルや、商品説明の映像から、技術情報が漏れてしまったり、サンプルを盗まれてしまったりすることで、海外進出したころには現地では模倣品が売られていた、ということもあります。展示会での評価が高いものほど、模倣品が出回る可能性が高くなります。完成度は正規品に劣るが、品質的にそこそこのものが出来ると想定することです。

展示会で技術情報が漏洩しないよう、通常から、開示してよい情報と開示してはならない情報を区別して、情報管理しておく必要があります。

展示会出展前に先使用、公知・公用の証拠確保、出願などをしておく

自社で古くから販売している製品でも、海外展示会への出展をきっかけとして、進出予定国で第三者に自社技術の実用新案権を取られてしまうことがあります。多くの国で実用新案は実体審査が行われないため、古くからある技術でも出願されれば権利化されてしまい、無効にするために労力や費用を要します。

そこで、展示会出展前に、展示予定の技術、物品などについて、先使用の証拠や公知・公用※の証拠を確保したり、出願予定の特許、意匠などがあれば、展示会前に出願したりしておくことで、これらのリスクが低減できます。

 ※公知・公用 公然に知られまたは公然に実施されていること
 

海外知的財産プロデューサーは、展示会や商談会、海外企業の工場見学や視察、海外企業との商談時などで、知的財産面で留意する点を、企業の具体的ケースに合わせてアドバイスをしています。具体的なご相談をご希望の場合は、海外知的財産プロデューサーへの相談をお申し込みください.


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(注)このFAQに掲載される情報は、特に中堅・中小企業の海外進出時の知財活動に役立つことを念頭に、海外ビジネスにおいて重要な事項を中心に、誤りや誤解のないよう万全を期して作成いたしましたが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、責任を持つものでもありません。

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