我が国では、大学で創出された革新的な技術を効果的に産業界に提供することを通じ、大学発イノベーションを促進するための累次の施策が講じられている中、その一環である大学知的財産アドバイザー派遣事業(以下「大学AD派遣事業」という。)は、大学の知的財財産管理体制構築又は機能の強化を目的として、知的財産管理体制が未整備又は構築途上にある大学に対して専門家(大学知的財産アドバイザー)を派遣し、大学が自立して知的財産管理を運営するための支援を行うものです。本事業は平成14年度から平成22年度までの9年間、全国60の大学において知財部門の設置、関係規程類の整備、人材の育成等の支援を行ってきました。
本調査研究は、大学AD派遣事業の実施期間が終了によりこれを総括するとともに、大学知財に関する課題やニーズを調査・分析し、今後の支援の在り方について検討を行い、報告書として取りまとめました。
今後、大学が主体となった知的財産の運営管理や特色を活かした産学官連携活動の参考にしていただければ幸いです。