「INPIT-KANSAI一周年記念フォーラム」を開催しました

2018年7月31日にINPIT－KANSAIは、開設1周年を迎えました。
開設以来、多くの皆さまからご支援を賜り、また関係機関の皆さまとともに近畿地域の中堅・中小・スタートアップ企業の海外展開や秘密情報の適切な管理に関する支援等、知財権の保護・活用等に関するサポートができましたこと、心より御礼申し上げます。

また、皆さまへの日頃の感謝の気持ちを込めまして、9月3日に開催した1周年記念フォーラムに、多くの方々にご来場いただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。

今回の1周年記念フォーラムでは、「つながる関西、創る未来」と題し、INPIT小林理事より、この1年間のご支援に対する感謝と活動状況を報告するとともに、特許庁の嶋野特許技監より、「特許行政を巡る環境変化と顧客の知財活動支援」についてご講演いただきました。
また、パネルディスカッションでは、大阪工業大学大学院知的財産研究科の山田教授にモデレーターをお願いし、京都・大阪・兵庫を代表する中核企業3社から知的財産を活かしてグローバルに展開する中小企業の事業戦略について発表いただくとともに、関西の中小企業支援機関5機関も交えて、INPIT－KANSAIの活動状況や課題を共有しつつ、支援機関が最大限持てる力を発揮して関西企業の事業成長をサポートしていくための情報提供や連携・補完関係について一緒に考えました。
後半では、経済産業省の渡邊知的財産政策室長より「不正競争防止法平成30年改正の概要（限定提供データ、技術的制限手段等）」についてご講演いただくとともに、サンプラスチックス株式会社の桃井社長より、IoT実践によるデータ利活用の事例をご紹介いただき、会場の皆さまと価値あるデータの流通環境整備の状況や関西企業におけるデータ利活用の現状について共有いたしました。

INPIT－KANSAIは、今回のフォーラムで得られた「気づき」や新たな「つながり」を踏まえて、関係機関の皆さまのご協力もいただきながら、これからも関西経済の活性化、関西企業の成長へのさらなる貢献を目指して、さらに邁進してまいります。