株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO)
(注)本情報は、大学技術移転協議会のご協力の下、作成しています。本登録者は、大学等の技術シーズを産業界へ移転することを目的に活動しているため、民間の登録者とは掲載項目が異なります。
最終更新日
2010年9月1日
名称
- 所在地
- 〒760-0033
香川県高松市丸の内2-5 - 電話番号
- 087-811-5039
- FAX
- 087-811-5040
- tlo@s-tlo.co.jp
- URL
- http://www.s-tlo.co.jp/
提携大学等
四国内20大学・高専(徳島大学・香川大学・愛媛大学・高知大学・高知工科大学ほか)
提供するサービス分野
大学等技術シーズの移転
活動内容のアピール
四国TLOは、地域内の5大学が組織として連携し、一体となってTLOを立ち上げて、その後の活動を行ってきたところに特徴があります。域内の20の大学・高専が参加しており、その理工系研究者は2300人を超える規模で、工学・理学・医学・薬学・歯学・農学など幅広い分野をカバーしています。
四国TLOは、大学のシーズを企業様に使って頂くための技術移転活動だけでなく、大学等の研究者の保有する優れたシーズの発掘や、大学等の研究者と企業様の共同研究に繋がるような支援活動も積極的に行なっております。
さらに、平成20年度から、山口・岡山・広島・長崎・鹿児島・宮崎・沖縄TLOとの連携協定のもと技術移転活動を行なっており、いくつかの成果も出始めております。
得意とする技術分野
電気・電子/情報・通信/機械・加工/輸送/土木・建築/繊維・紙/化学・薬品/金属材料/有機材料/無機材料/食品・バイオ/生活・文化/その他
情報提供(会員制度の紹介等)
四国TLOのホームページにて取り扱い発明案件を紹介するとともに、技術移転の結果、具体的に製品になって販売しているものを紹介しています。
会員制度:四国TLOクラブ (会費:年間5万円)
技術移転事例
石詰めかご(じゃかご)工法の高耐震性能化技術と高速施工技術を香川大学と地元企業が共同で研究開発
概要
治山治水用の古い伝統工法として広く認知された石詰かご(じゃかご)は、価格面だけでなく、機能面(透水機能、屈撓性、粗度)で優れており、近年、環境や低炭素化社会実現への関心が高まるにつれ、その有効性が見直されつつある。
研究成果
本研究開発グループが高耐震性能等の特性を解明したこと、ならびに国土交通省の新技術情報システムNETISに登録されたことで、高度な土木技術製品として認められた。同製品は、施工性・安定性や耐震構造の機能を確保した技術開発により、瀬戸内金網商工(株)の主力商品として売り上げに貢献するとともに、石詰かご業界全体の伝統工法から科学的に裏付けられた工法への進展、石詰かご工法技術の底上げにも貢献した。また、四国TLOが企業と大学との研究開発活動をサポートすることにより、長期間の研究開発がスムーズに進捗し、成功に導けたものと考える。本例は、今後の地域社会への貢献にとどまらず、大学シーズを産業界が活用して広く社会貢献できた産学連携システムとして、広く模範となる一例である。
(注)受賞歴:芦原科学功労賞(平成21年11月),四国産業技術優秀技術賞(平成22年3月)