外国知財庁との産業財産権情報の交換と情報利活用
外国知財庁・国際機関への産業財産権情報の提供
公開特許公報英文抄録(PAJ)の作成、外国知財庁への提供
- 日本国公開特許公報の書誌事項、要約、代表図面等を英訳・編集した英文抄録(Patent Abstracts of Japan: PAJ)は、昭和51年(1976年)から紙印刷版で発刊されました。
- その後、PAJは電子化され、平成7年(1995年)からはCD-ROMの形で、現在では通信ネットワーク利用等によって外国知財庁・国際機関に送付されています。
- この英文抄録、PAJは、PCT出願の国際調査機関(ISA)が国際調査報告書(ISR)を作成する際の先行技術調査におけるミニマムドキュメンテーションの1つです。なお、特許電子図書館(IPDL)の英文検索インターフェイスにおけるPAJサービスは2000年から始まりました。
- INPIT(インピット)では、日本国の公開特許公報の英文抄録を作成し、特許協力条約(PCT)に基づく国際出願の先行技術調査の最小限資料(ミニマムドキュメント)として、外国知財庁・国際機関に提供しています。
公開特許公報英文抄録(PAJ)発行予定表 最新版 - 公開特許公報英文抄録(PAJ)発行予定表
- また、公開特許公報英文抄録(PAJ)は、下の図のように、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)から利用でき、外国及び国内のJ-PlatPat利用者は、日本国の公開特許公報情報を、英語を使って検索・閲覧することができます。

外国知財庁・国際機関への我が国の産業財産権情報の提供
- 日本国特許庁と外国の知財庁との間の合意に基づき、INPITでは、特許庁との協力の下に、日本国の公開特許公報を効率的に検索するために付与されるFI・Fターム等の分類情報の提供や“Advanced Industrial Property Network(AIPN)”サービスを外国知財庁に向けて実施しています。
外国知財庁から入手する産業財産権情報の利活用
欧米公開特許の和文抄録データの作成、J-PlatPatを介した検索・閲覧
- INPITでは、日本国特許庁が外国知財庁から受け入れた産業財産権情報のうち、米国特許明細書、米国公開特許明細書、欧州公開特許明細書の和文抄録データを作成しています。和文抄録は、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)等を介して検索・閲覧に供しています。
PCT国際出願の国内移行データの提供
国内移行データの提供
- 特許協力条約(PCT)に基づく国際出願を日本国において権利化するには、PCT出願の国内移行手続が必要です。INPITでは、PCT出願の国内移行に関する「国内移行データ」を定期的に提供しています。
-
国内移行データ一覧表の更新のお知らせ 最新版 - 「国内移行データ一覧表」の更新について
-
[更新日:2019年3月25日]