知財マネジメント人材育成教材 改訂版を公表します

令和8年3月26日

平成29年から提供している知財マネジメント人材育成教材は、これまで多くの企業、大学、支援機関にご利用いただいております。
この度、INPITでは、知財マネジメント人材育成教材の更なる普及・利活用を進めるため、既存教材の改善・再編・教材のビジュアル統一化を行い、加えて既存教材にはないテーマを選定した新規ケーススタディ3件を開発しました。
これらを収録しました改訂版 知財マネジメント人材育成教材を令和8年4月1日(水)に公表することとなりました。
事例は様々なケースを用意しておりますので、学習者の業種やニーズ等に合わせて社内研修・大学講義等にご活用ください。

教材イメージ

改訂版 一部ご紹介

1.国内編・海外編の表紙・本文等を統一し、わかりやすいマークを表示

例1:ケーススタディ集 表紙(左:国内編、右:海外編)※海外編教材には格子(チェック)柄を採用

表紙イメージ

例2:ケーススタディ集 本文内マーク(左:国内編、右:海外編)※各教材には国内編か海外編のいずれかが分かるようマークと教材名を本文奇数ページ右上に配置

本文内マーク

2.ケーススタディを短時間で理解できるよう、4コマイラストでケースを紹介

例:国内編ケーススタディ集 ケース1-2展示会における模倣リスクと技術・デザインの流出対策

4コマイラスト

3.新規ケーススタディ3件を開発

(1)国内編3-6:大学における研究成果開示と知財戦略

新規3-6

・事例内容:
大学発スタートアップが過去の学会発表内容と類似した技術を第三者により特許出願されてしまう。当時は研究成果の公開を優先し、特許出願や知財戦略の検討が不十分であった。事後対応の難しさを認識、社内ルール整備および大学との連携による制度改革・教育導入に着手。

・学ぶポイント:
研究成果の公開に伴う知財リスクとその予防策や公開前の特許出願判断および秘匿戦略の必要性、組織としての知財管理ルール・体制整備

(2)国内編5-4:開発段階での標準化戦略の重要性

新規5-4

・事例内容:
逆止弁付きドリンクボトルで海外展開を狙う中小企業が、類似製品の出現に直面。特許で守っているにもかかわらず、競合が“回避設計”で参入してくる現実を知る。「標準化」という新たな戦略で自社技術の標準化だけでなく、「他社標準の中で勝つ」ための戦略(標準必須特許(SEP)+補完特許)を検討する。

・学ぶポイント:
標準化を市場形成の手段としてどう活用するか、SEPと関連特許の役割分担や標準化と並行して進めるべき活動(営業・関係構築など)

(3)国内編5-5:大学ブランドの社会実装

新規5-5

・事例内容:
大学発ブランド「南大キャビア」が立ち上がるも、商標が外部企業名義・権利範囲も限定的という問題が発覚。学内でブランド利用が拡散し、ガバナンス不在のリスクが顕在化。知財部門主導で「大学としてのブランド戦略・ルール整備」の必要性が認識される。

・学ぶポイント:
ブランドを統制せずに使うことのリスク(毀損・混乱・責任不明確)や商標権の範囲と限界(指定商品・サービス)、組織としてのブランド管理体制(誰が判断するか)

改訂版 ダウンロード開始について

令和8年4月1日(水)

知財マネジメント人材育成教材ダウンロードから利用規約に同意した上でダウンロード可能となります。

※【指導者用】知財マネジメント人材育成教材の利用者登録済の皆様へ
令和8年3月31日(火)15時頃、登録メールアドレスへダウンロード案内を送付いたします。ダウンロード開始は上記日程となります。

この記事に関するお問合わせ先

知財人材部 調整担当

電話:(代表)03-3581-1101 内線3907