【より使いやすく】スタートアップ向け支援「IPAS」の公募を開始します

令和6年6月3日

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)

(独)工業所有権情報・研修館(INPIT/インピット)は、本日より「スタートアップに向けた知財アクセラレーション事業(IPAS)」に参加を希望するスタートアップの公募を開始します。今年度より、公募を通年受付型とし、採択のタイミングも年2回となることから、スタートアップが従来よりもIPASに応募しやすくなりました。

IPASイメージ画像

背景

新しい技術やアイデアをコアに事業を成長させていくスタートアップでは、その競争力の源である技術・アイデアなどの知的財産を戦略的に保護・活用していくことが重要です。しかし、特に創業時のスタートアップなどは、知財に対する知識が不足していたり、知財にかけられる人材や資金のリソースが不足していたりと、コアとなる知的財産の保護・活用が十分に行えないことが課題となっています。

INPITでは、自社のビジネスにおいて必要な知財戦略の構築に取り組みたいというスタートアップに向けて、「スタートアップに向けた知財アクセラレーション事業(IPAS)」を実施します。IPASは平成30年~令和5年度まで特許庁が実施していましたが、令和6年度よりINPITに移管しました。INPITへの移管に伴い、スタートアップの応募を常時受付とし、採択タイミングを年2回に増やします。さらに、スタートアップ知財支援窓口との連携を開始するなど、より支援を利用いただきやすくなりました。

スタートアップに向けた知財アクセラレーション事業(IPAS)の概要

支援内容

IPASでは、創業期のスタートアップを対象に、ビジネスの専門家と知財の専門家からなる知財戦略プロデューサー(ビジネスメンター・知財メンター)のメンタリングチームが、適切なビジネスモデルの構築とビジネス戦略に連動した知財戦略の構築を支援します。メンタリング支援は、5か月程度の支援期間の間に10回程度行います。

IPASイメージ

公募概要

IPASへの応募は令和6年6月3日より開始いたします。通年応募を受け付けますが、応募時期によりメンタリング支援期間が異なります。スケジュールは以下を予定しています。

回数 応募期間 メンタリング支援期間
第1回 令和6年6月3日(月)~令和6年7月8日(月) 令和6年10月~令和7年2月
第2回 令和6年7月9日(火)~令和6年11月5日(火) 令和7年2月~令和7年6月
第3回 令和6年11月6日(水)~令和7年3月3日(月) 令和7年6月~令和7年10月
第4回 令和7年3月4日(火)~令和7年7月7日(月) 令和7年10月~令和8年2月

IPASに関する詳細情報は、以下のIPASサイトからご覧いただけます。応募する方は、同サイトから公募要領及び応募フォームを取得し、必要事項をご記入のうえ、「IPASに応募する」からご提出ください。

スタートアップ知財支援窓口

INPITでは、IPASと「スタートアップ知財支援窓口」の連携も開始いたします。スタートアップ知財支援窓口では、常時スタートアップを対象とした知財に関する相談を受け付けています。すぐに知財相談をしたい、IPASのメンタリング支援を利用するよりもピンポイントな知財相談がある、といった場合はスタートアップ知財支援窓口をご利用ください。また、IPAS応募前や、IPAS支援終了後でも窓口での相談をご利用いただけます。

IPAS2023成果事例集

特許庁は、IPAS2023成果事例集「事例で振り返る6年間のIPASの成果と創業期への支援で明らかになった知財戦略策定のポイント」を発行しました。平成30年~令和5年度のIPAS6年間の成果を、支援事例を挙げご紹介しています。これからIPASへの応募を検討されている方は、IPASではどういった支援を受けられるのか、先輩スタートアップがどのような成果を上げているかなど、ぜひご参考にしてください。

IPAS成果事例集「事例で振り返る6年間のIPASの成果と創業期への支援で明らかになった知財戦略策定のポイント」

関連リンク

本発表資料のお問い合わせ先

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)
知財活用支援センター 知財戦略部長 鷲崎
担当:スタートアップ支援担当 柳本、児玉

電話:03-3581-1101(内線3841)
03-3580-6949(直通)
03-5843-7692(FAX)