令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト
(通称)“パテコン” 最終選考結果発表!

令和5年1月10日

主催:文部科学省、特許庁、日本弁理士会、(独)工業所有権情報・研修館(INPIT)
後援:WIPO(世界知的所有権機関)

令和4年度“パテコン”は、昨年より続くコロナ禍の厳しい状況下にもかかわらず両コンテスト併せて全国から延べ1100を超える皆様からの応募が寄せられ、厳正な審査の結果、出願対象となる61作品、及び特別賞を受賞した14の作品が決定しましたのでお知らせいたします。

1.令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト結果発表

(1)令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの結果を発表します。

今年度はパテント部門に521作品、デザインパテント部門に639作品の応募があり、宇宙飛行士の山崎直子さんを委員長とする選考委員会による審査の結果、特別賞・優秀賞併せて61作品が決定しました。また、特許庁長官賞選考委員会による審査の結果、特許庁長官賞2作品が決定しました。

【パテントコンテスト】

選考委員長特別賞は、以下のとおりとなりました。その他の賞は、上記リンク先をご覧ください。

<選考委員長特別賞>

  • 「ブラシ」土屋 弘樹さん(芝浦工業大学)

※発明・創作の名称は秘匿性の観点から一部を省略して発表している場合があります。

【デザインパテントコンテスト】

選考委員長特別賞は、以下のとおりとなりました。その他の賞は、上記リンク先をご覧ください。

<選考委員長特別賞>

  • 「テープカッター」 田中 真友美さん(兵庫県立兵庫工業高等学校)

※発明・創作の名称は秘匿性の観点から一部を省略して発表している場合があります。

コンテスト創設から本年度まで、着実に挑戦の数は増え、これまでにのべ500を超える学校からの応募が寄せられました。また、北海道から沖縄まで、日本各地から応募が寄せられ、知財マインドが広がっています。

(2)特許庁長官賞がリニューアル

特許庁長官賞は、昨年度まで、過去に当コンテストで入賞して特許化・意匠登録し、事業化まで取り組んだ作品に対して授与してきましたが、令和4年度から、コンテストに応募された作品のうち、①課題発見にいたる経緯やその着眼点及び課題設定の過程で行った生徒・学生による自主的な取組、②商品化・事業化などを通した発明の社会への普及に向けた工夫について、特に優れたものに対して授与するものに変更となりました。

受賞者には副賞として、イノベーターとの対話の時間を設け、アイデアの発想法やアイデアを形にする楽しさを語り合っていただくと共に、応募作品の社会実装に向けたアドバイスを受けていただく機会を提供します。また、自身が考案した発明・デザインの取組み例を特許庁の媒体にて公開します。

(3)受賞者の皆さんのこれから

“パテコン”の大きな特徴として、優秀賞を受賞した生徒・学生は、これから指導弁理士等の協力を受け、自分の作品の特許・意匠権取得に向けて出願作業を開始します。この出願にかかる費用等を主催者が負担し、受賞者の皆さんは一連のプロセスを無償で実体験できるという学習機会を得ます。

全ての受賞作品は、この出願手続きが完了するまで作品の内容を公開することは出来ません。各作品の出願手続きの進捗(公表可能時期)については、事務局を通してご確認ください。表彰式では受賞した皆様の素晴らしい作品を発表いたします。

2.“パテコン“表彰式 令和5年3月13日13時30分 東京・神田より生配信予定!

令和4年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト表彰式の概要は以下のとおりとなっており、当日は会場の様子をオンライン生配信します。

  • 日時:令和5年3月13日(月)13時30分~16時30分(13時から受賞作品の紹介動画を配信予定)
  • 会場:神田スクエア “スクエアホール” からインターネットで生配信

表彰式では、特別賞受賞作品のプレゼンテーション、選考委員長山崎直子さんから若い世代に向けてのスピーチなどを予定しています。(表彰式終了後も録画にて配信予定)

関連リンク

本発表資料のお問合わせ先

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)知財人材部
担当者:弘實、益原
電話:03-3581-1101(内線3907)、03-5512-1202(直通)
E-MAIL:ip-jz01@inpit.go.jp