令和6年度「パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」 の募集を開始します
令和6年6月18日

1.パテントコンテスト/デザインパテントコンテストとは
本コンテストは、生徒、学生等が自ら考え出した発明又はデザイン(意匠)を募集し、優秀なものについては優秀賞(出願支援対象)として表彰するとともに、実際に特許庁への出願を支援することで、特許権又は意匠権の取得までの手続きを実体験していただくものです。
生徒、学生等の知的財産マインドを高めること、知的財産権制度の理解を深めることを目的に、パテントコンテストは平成14年度から、デザインパテントコンテストは平成20年度から毎年開催しています。
令和5年度パテントコンテストには511作品の応募があり、30作品が優秀賞を受賞、また令和5年度デザインパテントコンテストには622作品の応募があり、32作品が優秀賞を受賞しました。
2.コンテストの概要
- 主催
- :文部科学省、特許庁、日本弁理士会、INPIT
- 後援
- :世界知的所有権機関(WIPO)
- 応募資格
- :高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生、大学校生
- 応募内容
- :生徒・学生等による発明又はデザイン(意匠)
3.スケジュール
- 令和6年6月24日
- :応募受付開始
- 令和6年9月27日
- :応募受付期限
- 令和6年12月上旬
- :優秀賞(出願支援対象)発表
- 令和7年3月上旬
- :表彰式(会場:東京都内)
4.支援内容
優秀賞(出願支援対象)として表彰された作品については、弁理士によるアドバイスを経て、応募者が出願書類を作成し、特許庁に出願することができます。出願から権利取得までの過程において、以下の費用を主催者が負担します。
(1)弁理士の相談料
(2)特許出願料と審査請求料、意匠登録出願料
(3)特許料/意匠登録料(第 1~3 年分)
5.応募に向けたサポート
8月に全国4か所(仙台、さいたま、広島、大分)にて「発明体験ワークショップ」を行います。
アイデアを引き出す“課題の発見”から、過去の事例から発想を具体的にしていく“調査”、そしてアイデアを言語化して、パテントコンテストに応募するまでの流れを1日で体験します。
6.参考
過去の受賞作品の事例
〇令和4年度パテントコンテスト 選考委員長特別賞 受賞作品「変形するブラシ」
<発明のポイント>
水回りの掃除には、清掃場所に合わせてハンディブラシと溝ブラシを使い分ける必要があるが、持ち替えが面倒で、手間も収納スペースも2倍だった
→ブラシ本体の形状を変形可能にし、1つのブラシに複数の特性を併せ持たせた
〇令和4年度デザインパテントコンテスト 新しい生活様式デザイン賞 受賞作品「ワニ型黒板消し」
<デザインのポイント>
- 学校で子どもたちがよく目にして使うものなので、親しみやすく可愛らしいデザイン
- 口のとがった部分で細かい字も消しやすい
- 手が小さな子どもでも、細くなったワニの口の部分を持てば持ちやすい

関連資料
令和6年度「パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト」リーフレット[PDF:3.76MB]
関連リンク
本発表資料のお問合わせ先
独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)知財人材部
担当者:安藤、飯田
電話:03-3581-1101(内線3907)、03-5512-1202(直通)
E-MAIL:ip-jz01@inpit.go.jp