アカデミア知財支援窓口について
アカデミア知財支援窓口のサービス概要
- INPIT(インピット)の「アカデミア知財支援窓口」は、大学、高等専門学校等を対象として、大学等における知財のルール策定や産学連携活動等に関する知財課題の解決のため、研究ステージの初期段階から社会実装に至るまでの知財に関する課題解決に向けた支援サービスを提供する窓口です。
- 共同研究やスタートアップの創業を進めたいが、学内の知財規定が整っていない、共同研究先の探索方法が分からない、スタートアップとの知財契約について悩みがある。そのようなお困りごとがあればお知らせください。知財に関する専門人材(知財戦略エキスパート)が、無料で支援します。
相談例
- パートナー企業を探索したい
- ビジネスモデルを策定したい
- パートナー企業への技術移転及び必要な契約に関して相談したい
- 大学発スタートアップ創業準備に関して相談したい
- 産学連携活動に必要な補助金の獲得方法を知りたい
- 産学連携プロジェクトにおける成果有体物の取扱いに関して相談したい
- 産学連携プロジェクトにおけるデータの取扱いに関して相談したい
- コンソーシアムの設立・運営に関して相談したい
- ビジネスを行う際の特許侵害予防に関して相談したい
- 知財セミナーの講師派遣をお願いしたい
- その他、産学連携活動に関して知財相談したい
本窓口では、Webフォーム/メール/電話でご相談や支援依頼を受け付けており、どの場合でも無料で支援します。
知財戦略エキスパートとは
- 知財戦略エキスパートは、企業等での豊富な知財経験を有する知的財産のスペシャリストです。知財戦略に関する高度な専門知識、経験を有する専門人材として、本窓口を含む専門窓口(海外展開知財支援窓口、営業秘密支援窓口、スタートアップ知財支援窓口、アカデミア知財支援窓口、関西知財戦略支援専門窓口)に寄せられた相談に対してアドバイスを行い、知財課題の解決を支援します。
- INPITは、全国47都道府県に展開する知財総合支援窓口や、公募型支援(IPAS事業、iAca事業、iNat事業、IPランドスケープ(IPL)支援事業)などの知財支援事業を実施しています。知財戦略エキスパートは、これらの知財支援事業と連携することで、例えば、公募型支援の流れを踏まえた終了後の知財相談など、円滑な知財支援を行います。
あなたの知らない知財の落とし穴 ~助けて!知財戦略エキスパート~
中堅・中小企業、アカデミア、スタートアップのみなさまへ[PDF:1.55MB]
知財戦略エキスパートプロフィール紹介[PDF:1.04MB]
支援の申込方法
次のいずれかの方法で支援をお申込みください。
なお、電話は受付時間がございますので、Webフォームからのお申込みが便利です。
Webフォーム
メール
- 宛先
- :INPIT 知財戦略部 エキスパート支援担当
- メールアドレス
- :ip-sr01@inpit.go.jp
- タイトル
- :【アカデミア】知財戦略エキスパートへのご相談(申請者名)
電話
03-3581-1101(内線3823)
平日09:00~17:30(12:00~13:00は昼休憩のため除く。)
利用案内
本窓口をご利用される前に、以下の利用案内をお読みください。
- 窓口の利用案内[PDF:116KB]
ご利用上の注意
- 知財戦略エキスパートの支援は、申請者の知的財産面での課題解決等にアドバイスを行うものであり、アドバイスを行った事業等の結果に責任を負うものではありません。
- 知財戦略エキスパートの支援では、次の事項は行えません。
× ライセンス、契約等の交渉や交渉の場への同席
× 契約書の作成等の弁護士業務
× 出願書類の作成等の弁理士業務
× 知財調査や翻訳等の業務
× 取引先、特許事務所等の紹介
よくある質問と相談(FAQ)
- 本窓口に寄せられたよくある質問をFAQとして公開しています。
お役立ち情報
iAca事業(大学等の研究成果の社会実装に向けた知財支援事業)
INPITでは、公募型の支援事業として、大学等に知的財産マネジメントの専門家である知財戦略プロデューサーを派遣し、研究成果の迅速な社会実装を支援するiAca事業を行っています。詳細は大学等の研究成果の社会実装に向けた知財支援事業(iAca事業)をご覧ください。
iNat事業(競争的研究費による研究成果の社会実装に向けた知財支援事業)
INPITでは、公募型の支援事業として、競争的研究費制度に基づく公的資金が投入され、かつ、革新的な成果が期待される研究開発プロジェクト(以下「国プロ」という。)を推進する大学や研究開発機関等、ならびに国プロの資金提供元であるファンディングエージェンシーに対し、知財戦略プロデューサーを派遣し、当該国プロの初期段階より知財の視点から研究開発成果の社会実装を見据えた戦略の策定及びマネジメント並びに当該社会実装を加速する活動を支援するiNat事業を行っています。詳細は競争的研究費による研究成果の社会実装に向けた知財支援事業(iNat事業)ををご覧ください。
IPランドスケープ支援事業
INPITでは、大学、研究機関やスタートアップを含む中小企業等が抱える市場での強みの活かし方や新たな市場の探索、連携相手候補の探索といった経営や事業の課題に対し、「市場」や「事業」の情報に「知財」の情報を合わせた分析を行い、強みを活かした解決策の提案をするIPランドスケープ支援事業を実施しています。詳細はIPランドスケープ支援事業をご参照ください。
IPAS事業(スタートアップに向けた知財アクセラレーション事業)
INPITは、公募型の支援事業として、創業期のスタートアップ向けに「スタートアップに向けた知財アクセラレーション事業」、通称「IPAS」を実施しています。
IPASでは、ビジネスを専門とする者と、知財を専門とする者からなる専門家(知財戦略プロデューサー)のチームが、適切なビジネスモデルの構築とビジネス戦略に連動した知財戦略の構築を支援します。詳細はスタートアップに向けた知財アクセラレーション事業(IPAS事業)をご参照ください。
【知的財産eラーニングサイト】「IP ePlat」
知的財産の学習支援として、特許庁及びINPITが有する知識、経験及びノウハウにもとづいて作成したeラーニングコンテンツを無料で提供しています。
「【分類名】ビジネス(スタートアップ)」の項目から、次の動画をご覧になれます。
知っておきたい知的財産契約の基礎知識
契約の基礎知識や、知的財産契約の実務について、初歩的な内容から分かりやすく解説した「知っておきたい知的財産契約の基礎知識」を掲載しています。
産学連携に関する参考となるガイドラインやツール
オープンイノベーションを実現するための参考となるモデル契約書。新素材編とAI編が公開されています。
- 大学知財ガバナンスガイドライン(内閣府)
大学の知財の社会実装機会の最大化 及び資金の好循環を達成しようとする場合に必要となる、大学における知財マネジメント及び知財ガバナンスに関する考え方を示すものです。
文部科学省の取りまとめた2016ガイドラインに基づく産学連携体制の構築に向けてボトルネックとなっている課題への処方箋と、社会情勢の変化に伴う新たな課題への処方箋を提示するとともに、産業界向けの記載を新たに体系化したガイドラインです。
- さくらツール(文部科学省)
大学と企業との共同研究契約に関して11類型の契約書を紹介。
[最終更新日:2024年5月29日]
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この記事に関するお問合わせ先
知財戦略部 エキスパート支援担当
電話:03-3581-1101 内線3823
E-MAIL:ip-sr01@inpit.go.jp